ボリンジャーバンドは使えない?

FXで勝ち続けるためのステップ
By: tanakawho

こんにちはー♪

FXや株取引のチャートのインジケーターに、

ボリンジャーバンドというものがありますね。

ボリンジャーバンドは、

相場の価格の勢いの変化、

反転の目安、方向を見る指標です。

ボリンジャーバンドの±2σ(シグマ)内に値動きが収まる確率は95.5%だと言われています。

しかし、FXをやっている人のTwitterなどネット上の発言では、

「勝てない」とか「使えない」とか、

よく目についたりします。

私も、以前はボリンジャーバンドをあまり重要視していなかったのですが、

突然ある時から、ボリンジャーバンドの使い勝手の良さに目覚めました(笑)

果たして「ボリンジャーバンドは使えないインジケーターなのか?」

今週のUSD/JPY、1時間足チャートを使って検証してみたいと思います。

2016年2月15日(月)~19日(金)USD/JPY 1時間足。
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(チャート画像はXM.COMのMT4)

ボリンジャーバンドの期間の設定は、

主に20期間、または21期間を使用するトレーダーが多いと言われています。

私はMT4の標準の設定である20期間をメインに使っています。

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確かに±2σの範囲にほぼ収まっています。

ボリンジャーバンドが横向きに推移している時は、

±2σタッチの逆張りはできそうですが、

大きく値幅が獲れるトレードはできないと思います。
32016-0215-0219-h1-3

バンドウォーク(バンドに沿って上昇または下降)している時など、

相場の勢いが強いことはわかるのですが、

どこで止まるかというのはあまりわかりませんね。

で、考えたんです。

バンドウォークした時は、

上位足に勢いが波及しているのではないかと。

そこで、1時間足チャートに4時間足換算のボリンジャーバンドを表示してみました。

4時間というのは、1時間の4倍です。

なので、1時間足の20期間×4の80期間が、

1時間足チャートで表示させる4時間足のボリンジャーバンドと考えました。
(厳密には、1時間足のローソク足80本と、4時間足のローソク足20本で出した数値は違いますが、
近似値と考えていいと思います)

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緑色が4時間足換算のボリンジャーバンドです。

オレンジで囲んだ部分、

1時間足の2σと4時間足の2σが重なるあたりで上げどまっていますね。

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揉み合いの場面では、

1時間足、4時間足のセンターラインが近づき、交差しています。

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1時間足のセンターラインが4時間足のセンターラインを下抜けて下降。

4時間足の-2σでバンドウォークしています。

これは更に上位足に波及するかもしれないと考えられます。

日足換算のボリンジャーバンドを表示してみます。

日足は1時間足の24倍なので、

20期間×24で480期間が日足のボリンジャーバンドと考えます。

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マゼンタのラインが日足の-2σです。

この後、そこを目指すということも考えられますね。

↓はその前の週の木、金曜日の部分を囲んであるのですが、
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1時間足のボリンジャーバンドに、

4時間足の‐2σ、センターライン、日足の-2σが接近していて、

上下にヒゲの伸びた荒れた相場になっています。

相場参加者の中には、

1時間足を見てトレードする人、

4時間足を見てトレードする人、

日足を見てトレードする人がいるので、

それぞれの売り買いの思惑が交錯しているのがわかります。

4時間足のセンターラインを上に抜けたあたりから、

各時間足のトレーダーの思惑が買いで一致したと見えて、

だいぶ滑らかな上昇になっています。

このように複数の期間のボリンジャーバンドを設定することによって、

価格が伸びるところ、止まるところ、

揉んだり、荒れたりするところがわかるようになってきました。

以前はサポートやレジスタンスの水平ライン、

トレンドラインやチャネルラインを何本も引いて、

チャートがゴチャゴチャと汚くなっていたのですが、

複数期間のボリンジャーバンド表示で、

余計なラインを引かなくなりました。

それでは1時間足で見た、

今週のドル円のエントリーチャンスはここだったなという場面です。
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火曜日の午後くらいですかね。

20期間ボリバンの2σと80期間ボリバン2σが重なった辺りでの反転、

MACDラインの下降、

ストキャスティクスの下向き折り返しが判断の後押しになりそうです。

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木曜日の午後から夕方にかけて、

20期間ボリバンのセンターラインが、

80期間ボリバンのセンターラインを下に抜けて、

MACDラインも下降、

ストキャスティクスも下向き折り返しの場面。

ここから金曜日深夜(土曜未明)にかけて、

ずっと下がっているので、

5~15分足で戻り売りのチャンスも多かったと思います。

このように、ちょっと見方を変えることによって、

今まで「使えない」と思っていたインジケーターやトレード手法も、

使える、勝てるようになることもあると思います。

日々、ちょっとずつでいいので、

知識や経験を増やして、

自分自身をアップデートしていきましょう。

毎日の小さな変化の積み重ねが、

他人から見ると劇的な変化に見えるんだと思います。

それでは来週もまたがんばっていきましょー♪

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