
By: Amanda
こんにちはー♪
今回はFXトレードをしている時の、
感情について考えてみたいと思います。
- ちょっとした急な上昇、下降についつい飛び乗ってエントリーしてしまう。
- 損切りしたら、負けを取り返したくなり、すぐに次のエントリーをしてしまう。
- そもそも損を確定できずに損切りできない。
- ポジションに利が乗ったら、マイナスに動くのが怖くてすぐに利益確定してしまう。
なんて感情になってしまうことありませんか?
その時の感情そのままのトレードしてしまうと、
損が大きく利益が小さいという、
いわゆる損大利小になってしまいます。
心理学と深い関わりを持つ、
行動経済学という経済学の分野に、
プロスペクト理論というものがあって、
- 人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないリスクを回避する。
- 人間は目の前に損失があると、損失そのものを回避しようとする。
人はこういった感情を持ってしまう生き物なんだそうです。
でも、人間がトレードする以上、
感情が入ってしまうのは当然です。
感情を無くすことはできません。
ただ、感情に気づくことはできます。
FXトレードで利益を出し続けている人は、
相場参加者の1割程度と言われていますが、
負けている人が9割いるということです。
その9割の人の多くは、
急な動きに飛び乗りたくなった時、
負けを取り返したくてアツくなった時、
少ない利益で決済したくなった時、
損切りできない時など、
感情のままにトレードしているのではないでしょうか?
その時に、
「9割の負け組は、その感情のままにトレードしているんだな」って気づいて、
考え直すことができたら、
そこから少しずつプラスが増えていくのではないかと思います。
なにも完璧にできる必要はないです。
感情のままのトレードが10回あったら、
それを半分の5回くらいに減らせれば充分です。
FXトレードで利益を出すのには、
勝ちトレードを増やすことよりも、
負けトレードを減らすことです。
それによって、
感情のままのトレードを減らすと利益が増えるということが理解できれば、
さらに感情に踊らされなくなります。
感情に気づき、利用することができれば勝ち組トレーダーの仲間入りかもです。
こういった心理学的な面から、
FXトレードにアプローチしていくのも面白いと思います。
ダニエル・カーネマン著の書籍がたいへん参考になりました。
ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
さて、
今週のAUD/JPYの自分自身のトレードで、
この感情に気づくということがあらためて大切だなと思いました。
2016年1月18日(月)~22日(金)のAUD/JPYを振り返ってみます。
今日は1時間足からです。
(チャート画像はXM.COMのMT4)
年初からの下降トレンドが落ち着いて、
横ばいから徐々に上がり始めるか?
という状況でした。
なにか大口とか介入とかの注文が入っているような、
下がりたいのに下がれないという不自然な動きにも見えました。
5分足の金曜日の朝から24時頃のチャートです。。
一応、上がっているので買いでエントリーするのですが、
陽線と陰線が交互に出たりを繰り返したり、
長いヒゲが多かったりで、
何度も損切りや微益決済が続きました。
移動平均線、ボリンジャーバンド、MACDラインも、
カクカクして動いています。
こういう時にやっぱり、
「上がっているはずだから次こそ勝てるはずだ」とか、
「負けた分を取り返そう」って気持ちになってしまうんですよね。
損切り3回くらいで気づいて、
今日の相場は自分のトレードに合わないと、
チャートを閉じることも必要です。
もっと勝ちやすいトレンドはまた必ずくるんです。
損切り3回でそこに気づくか、
熱くなってトレードし続けて損失を増やすか、
この辺が勝ち組と負け組の違いかなと思います。
「感情を無くす」
ではなく、
「感情に気づく」トレーニングをしてみましょう。
それではまた一週間がんばっていきましょー♪